補聴器について|ほんだ耳鼻咽喉科|愛知県一宮市の耳鼻咽喉科

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補聴器について

補聴器について👂

現代では認知症の原因の第一位が『難聴』と言われております。
身近な方とのコミュニケーションを円滑にしたい、外を歩いていた時に車の音に気付かず危険な思いをした等、様々なきっかけで補聴器の必要性を感じられる方がいらっしゃいます。
当院では月・木曜日の午前に院内で補聴器外来を行っており、通院が困難な方は自宅へ担当者が伺うこともできます。全員が経験豊かな認定補聴器技能者です。

以下、箇条書きですがまとめました。少しでも、補聴器に興味を持たれた方の参考になれれば幸いです。

集音器とどう違うか

→集音器は全ての音を増幅して届けるスピーカーの様な役割。補聴器と形は似ており、安く感じるが雑音全てが増幅されるため継続できないことが多い。対して補聴器は高低いずれの音も1dB単位で調整することができ、音を聞く方向の設定や周囲の雑音をキャンセルする性能も上がっている。
販売員の調整や清掃は基本的に購入費に含まれているため、初期投資は高額となるが、長期的にみると相応の機能とサービス内容

何年使えるか、長期間使用するコツ

→毎日使用するものであり、6-7年間を目標に使用。精密機器のため湿気が最も天敵、乾燥材が入ったケースに非着用時は保管する。
3ヵ月に一度は耳鼻科で耳掃除+補聴器店舗で補聴器のクリーニングや調整を行う。

どのようなタイプが良いか

①耳穴型:マスクや眼鏡をよく装着する方、目立ちにくいものを希望される方 △小型のため紛失に注意

②耳掛け型:耳穴型より大きく、電池交換は楽。価格と機能のバランスが良い△マスクや眼鏡の脱着には注意

③ポケット型:大きく扱いやすい。価格を抑えたい方 △コードがあるため煩雑、ポケットが必要、目立つ

両耳か片方、いずれがおすすめか

→片方でも生活の質は上がるため、金銭的な面がある場合は片方でもお勧め。
音の方向や遠近感は両側の方が感知しやすい。
家の中で決まった少数人の相手(夫婦、家族)と話すことが主な方は片側、雑音が多い中、多数の方との会話が多い場合(職場、喫茶店、買い物)は両側。最終的には費用も考慮して本人が決定。

価格帯は

→最低限の機能のもので片側約15万円。両方同時に購入すると割引あり。性能や付加機能の数と機器の小型化により高額に。
装着する方が使いこなせる性能でまずはお試し。納得した上での購入検討を。

どこで購入すれば良いか

→眼鏡と同じく補聴器販売には免許や資格は要らない。しかし、経験があり適切な補聴器販売員の証明として2010年に「認定補聴器技能者」という資格ができた。
]4年間の講習期間と試験、5年ごとの更新が必要。技能者が在籍している店舗が「認定補聴器専門店」と呼ばれ、一定の技能とサービスが保証されている。

公的な補助や割引はあるか
→医療機器ではあるが眼鏡と同様、保険適応ではない。大きく分けて3つの金銭的な補助や優遇はある。
障害者認定はかなりの高度難聴が適応、市町村補助金は期間限定かつ収入制限が厳しく(詳細は市役所へお願いします)、現実的に使用できるものは医療費控除が一般的。

身体障害者手帳の取得:聴力に関しては4つの階級がある。最も軽い6級でも両側70dB以上と通常の会話は困難なレベル。申請のための聴力の確定検査で3ヵ月+申請後、認定されるまでに2-3ヵ月と合計半年間必要。結果として「障害者専用補聴器」を数万円で購入可能となる。通常モデルは購入不可。

医療費控除:「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の記載により確定申告時に年間10万円を越えた医療費が控除される。補聴器販売員から説明、勧められることが一般的

市町村による購入補助金:不定期、一宮市は3万円。非課税世帯等の収入制限あり。該当の有無は市役所の担当へ問い合わせをお願いします。

補聴器を作成するタイミングは
→聴力検査結果の数値ではなく、本人や家族が日常生活で不便を感じた瞬間が補聴器着用のタイミングです。
補聴器を着用することで元の聴力が低下することはありません。
むしろ、音の刺激が少なくなることで脳の機能低下は進むと言われております。
社会とつながり、安全で質の高い生活を送るためにも耳鼻咽喉科医は補聴器の着用を推奨しております。

文責:院長