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耳鳴
原因と治療
【原因】
耳鳴のある人はきこえが悪いことが多いので、聴覚系(きこえに関係した部位)に異常がおきると耳鳴がするといえます。
聴覚系の異常は外耳、中耳、内耳、聴神経、脳のいずれの場所でもおきます。
聴覚系に異常なしでも過労、不眠、ストレス、肩こり、高血圧、動脈硬化、糖尿病でもおきます。
耳鳴で当院を受診され、検査したら内科の病気がみつかった人がたくさんいます。
耳鳴の原因
1.きこえが悪くなったのを補おうとするためという説。
治療は、きこえを補聴器をすることで、耳鳴を改善する。
[耳鳴が起こるメカニズム]
① 難聴(老人性難聴など)により電気信号が脳に届きにくくなる
↓
② 脳が電気信号の不足を感知する
↓
③ 脳が不足部分を補おうとして活性を高め、電気信号を増幅する
↓
④ 耳鳴が発生する
[耳鳴はどのように発生するのか]
2.耳鳴を気にすると脳が過剰に反応し、さらに悪化させる。
治療は気にしないように、他の音でまぎらわす。不安を除くための説明を聞く。
[耳鳴に関わる脳の部位]
耳鳴を気にし始めると、脳の中でいくつかの部分が過剰に反応します。
まず、大脳の部位のうち、進化的に新しい部分である大脳新皮質の「前頭前野」です。前頭前野は、大脳新皮質の中にあって、思考や創造的な活動を担う、いわば脳の司令塔ともいうべき場所です。
耳鳴が聞こえてくると、この前頭前野の一部が下した判断が、耳鳴の症状に影響を与えるようになります。
「耳鳴はなぜ起こるのだろう?」
「このまま耳鳴が治らないのではないか?」
耳鳴の正体がわからないまま、脳がこのように考え始めると、だんだん不安になっていきます。
この不安が、耳鳴を悪化させる要因です。

【当院の治療】
- 首、肩を触ると凝っていることが多く、首、耳の周りには耳鳴・めまいのつぼがあり、そこを押したり低周波、ハリをあてるとよくなります。
- いろいろな治療をしても治りが悪い人
ステロイド鼓室内注入
ステロイド剤を週1回 4~5回位 耳へ注射器で注入します、一時的にめまいがします。
それは、ねているとおさまります。おさまったら家へ帰ってもらいます。血圧が高い方、内科の病気がある方は、むつかしいです。
当院には他の治療法でなおらなかった人も来られますが、10の強さのが0になるのは難しいですが、少しでも小さくなっていただければ良いと考え、いろいろな治療をしております。
耳鳴、めまいの食事
(良い物)
作用 | 多く含む食品 | |
ビタミンB1 | 不足すると疲れやすくなり 脳が十分に活動しなくなる |
豚肉、ハム、落花生 |
ビタミンB2 | 不足すると疲れや老化の原因 となる過酸化脂質を作り出す |
うなぎ、海苔、豚レバー 卵、しいたけ |
ビタミンB6 | 免疫反応にかかわる | ポテトチップ、小麦胚芽 さんま、かつお、いわし、鮭 |
ビタミンB12 | 神経の代謝をうながす | レバー、うるめいわし すじこ、さんま、あさり、しじみ |
蛋白質 | 不眠、過労で生活のリズムが 乱れるとエネルギーを補給するため 多量の蛋白質が必要となる |
牛乳、乳製品、卵 大豆製品、魚、肉 |
ビタミンC | 疲労回復をうながし、ストレスに 対する抵抗力をつける |
野菜、果物 |
カルシウム | 脳細胞の興奮を抑えるので 不足するとイライラしやすくなる |
小魚、牛乳、チーズ ヨーグルト |
(悪い物) 酒、コーラ、コーヒー、からい物、インスタント食品