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めまいの生活指導
めまいの生活指導
良性発作性頭位めまい症の診断基準
- 特定の頭位により誘発される回転性めまい
- めまい出現時に眼振が認められ、次の性状を示す
- 1)回旋性成分の強い頭位眼振
- 2)通常眼振の出現に潜時がある
- 3)眼振は「めまい頭位」を反復してとらせることによって、軽快または消失する傾向を持つ
- めまいと直接関連を持つ蝸牛症状、頸部異常および中枢神経症状を認めない
メニエール病の診断基準
- 回転性めまい発作を反復すること
- 耳鳴、難聴などの蝸牛症状が反復・消長すること
- 上記の症状をきたす中枢神経疾患、ならびに原因既知のめまい、難聴を主訴とする疾患が除外できる
診断の基準
I 確実例:1、2、3の全条件を満たすもの
II 疑い例:1と3、または2と3の条件を満たすもの
前庭神経炎の診断基準
- めまいを主訴とする大きな発作は通常一度である
- 温度刺激検査によって、半規管機能の一側または両側性の高度低下ないしは消失を認める
- めまいと直接関連を持つ蝸牛症状および中枢神経症状を認めない
1.原因
- 良性発作性頭位めまい症(BPPV)
- メニエール病
- 前庭神経炎
- 突発性難聴
- 内耳炎
- 聴神経腫瘍
- 脳血管障害
- 小脳腫瘍
2.生活指導
めまいの生活指導(直後)- 体を動かさず、楽な姿勢をとる。
- 衣服をゆるめて横になる。
- 静かな部屋で、目を閉じて安静に寝る。
- 目の前の動くものを見つめない。
- 振動、動揺を与えない。
めまいを防ぐ運動
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- コーヒー、たばこ、酒、食塩はほどほどに。
- 急に体を動かさない。
- 大きい音を聞いたり、チラチラするものを見ない。
- 入浴は低めの温度で。
- 夜は23時までに寝る。
- ストレスをできる限り避ける。
平衡機能の訓練は、この平衡感覚を強化するもので、内耳や前庭神経に障害があっても、訓練を続けることで平衡機能の低下を防ぐことができます。
毎日1~2回、気分の良い時を選んで行うようにします。
めまいが落ち着いたら、かかりつけ医と相談して眼球運動や立ったり座ったりする運動に歩行運動を3カ月ほど続けていただければ良いでしょう。
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