めまいの種類|ほんだ耳鼻咽喉科|愛知県一宮市の耳鼻咽喉科

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めまいの種類

良性発作性頭位めまい症(BPPV)

耳性めまいの原因で最多といわれており、頭の位置を特定の方に傾けることでめまいが起きてしまいます。耳内部の前庭に存在する耳石が所定の位置からずれ三半規管内を浮遊したり、クプラという部分に付着することで生じます。頭の動きに連動し一般的には発作は1分間以内で、難聴を伴わず、一週間程度での改善が見込まれます。稀に遷延する場合もあります。

メニエール病

30~40代で初発が多い疾患であり、めまいと聞こえにくさの発作が反復することが特徴の疾患です。症状は数分から数時間続き、1日中寝込んでしまうこともあります。聞こえにくさは、回復、増悪を繰り返し耳鳴りの合併も生活へ多大なる影響を与えます。内耳を満たす内リンパの過剰状態が原因と言われております。

前庭神経炎

三半規管からの平衡感覚の情報を伝達する前庭神経の炎症と言われております。発症すると強い回転性めまいが数日間継続します。開眼することも困難となり、入院加療を要する場合もあります。難聴や耳鳴りを伴うことはないと言われております。

突発性難聴

突然音が聞こえにくくなる疾患で耳鳴りやめまいを合併することもあります。主にステロイド内服による治療を行いますが、難聴の程度や糖尿病の合併症の有無により入院加療を推奨する場合もあります。睡眠不足、疲労の蓄積、ストレスなどからの内耳の循環障害が原因と考えられておりますが、依然として解明されていない点も多い疾患です。